第4次ワラバラ探検隊|権現滝は兵どもが夢の跡か

以前の事務局の日常で門前払いにあった

権現滝(ごんげんだき)

が今回の探検のターゲット。

 

前回の聞き込みによると、

“元々は集落の人たちが滝に続く道を整備(草刈り等)をしていたが、近年は高齢化が進み、自分たちでは管理が難しくなってしまった。季節柄(9月)、蛇、猪、熊、蜂が出るので、やはり行かない方がいい”

ということだった。

今回は2月。里山四天王(蛇、猪、熊、蜂)はお休み中だ。

……機は熟した。

いざ、権現滝へ――!!

 

じもとのひと が なかまに なった!

しかも今回の探検には助っ人が参加してくれた。

権現滝のある、江津市松川町の地元の方々。

なんとも頼もしい限り。

地元の方と合流したのち、軽トラックでさらに山の中へ。

 

運転してくださった地元の方の話によると、

「昔はこの辺りまで民家があって、わしの家もこのへんにあった」

と教えてくれた。

かつては田畑や炭を焼いて生計を立てていたという。

舗装された道路もなく、かなりの山奥で、失礼かもしれないが

「ここに人が住んでたの?」

というような場所である。
(ボンコバラ上級特務大尉は江津市の中心街生まれのシティボーイなので、失礼な奴である)

 

徒歩ポイントに到着し、地元の方の案内で権現滝を目指す。

 

「権現さんが馬に乗って、ここから滝へ飛び降りた」という言い伝えの場所。

 

前回、入口でみた看板にあった「神木・椎の大木」があった。

かなりの幹周りだ。大きすぎてカメラに収まり切れない(もっと後ろから撮ればいいだけの話)

 

少し補足を。

今回の探検は、前回とはルートが真逆で、滝の上から下に下るルートである。

なので、探検の序盤にご神木と出会うことになった。

 

写真右側に鉄パイプの塊が落ちているのがお分かりだろうか。

かつて地元の人たちが権現滝へのルートをつくるために架けた橋なのだが

落石などで流されてしまったらしい。

 

一部壊れてしまった道はあるものの、

「滝までの道」は今も健在で、鉄パイプでつくられた道を歩いていく。

 

オダワラ旅団長殿、おしりが……

歩いていくと驚くのが、このつくった道の「長さ」。

重機などは絶対に入れないので、すべて人力でつくったはずだ。

リスペクトしかない……。

 

権現滝は大小七つの滝があり、これは「女滝」「姫滝」である。

 

どんどん行くわよ(←!?) こちらは「竜神滝」。

ここにも

・権現滝の”はんど淵”と菰沢池がつながっている
・昔、菰沢池の水が枯れてしまい、この淵に岩を投げ入れたら、淵と池をつなぐ場所に眠っていた竜が飛び立った
・竜が菰沢池の水をせき止めていたので、竜がいなくなると池に水が戻った

という言い伝えがあるとかないとか。

 

小さな谷にも立派な橋が架けてある。

重戦車・オダワラ旅団長が渡っても大丈夫!

 

君は”熊棚”を知っているか!?

突然だが、”熊棚(くまだな)”をご存知だろうか。

写真をご覧いただきたい。

写真中央に枝が二股に分かれた木があり、二股部分に別の木がもっさりともたれかかっている。

地元の人曰く、これは”熊棚”といって、熊が木の上につくる足場のようなものらしい。

写真のように木の上に熊自身が座ることができるスペースをつくり、

ここを軸に木の実をとって、棚に戻って食べたり休んだりするそうだ。

つまり、ここは熊が出るのだッッ!!(白目)

地元の人によれば、このあたりはたいして食べ物がとれないので

熊は体が大きくならず、人を怖がって近づかないらしい。

“島根のくま●ん”の異名を持つオダワラ旅団長の足が震えていたのは、

果たして熊への恐怖か、ただの歩き疲れか。

 

HP小回復(何の実?)

張られたロープを同化しようとしている。すさまじい生命力!

春の恵みも。

地元の方が「無事か確認したかった」という休憩小屋。

これも30年以上前に地元の人たちによって建てたらしい。

 

上が「虹滝」、下の二つが「子滝」。

今日は水量が控えめだったかもしれない。

約2時間にわたる行程はこれにて終了。

 

……あ、帰りもあった。

オダワラ旅団長は足首と膝と股関節と心臓に大きなダメージを負った……。

 

権現滝を守ってきた人たち

権現滝は、かつて地域の人たち(が若かった頃)によって

守っていこう、いろんな人たちに知ってもらおうと

大切に育んできたものだ。

月日がたち、地域の人たちも等しく年を重ね、

だんだんと手入れが難しくなってきているのも事実。

七つの滝とご神木をめぐる、ちょっと険しい★ハイキング★と思えば

もっと多くの人たちに知ってもらいたい”トレジャー”でもある。

権現滝は「兵どもが夢の跡」なのか?

――そうはさせない。

ワラバラ探検隊の新たなミッションが生まれる!!

 

to be continued…

次回
『権現滝ヘノ進路ヲ確保セヨ』

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