第7次ワラバラ探検隊(前編)|青緑ノ石、フクミツノ石

福光石――

今からおよそ1600万年前の噴火によって積もった火山灰などが海底に堆積してできた”凝灰岩”。

古代賢者が離れ小島にある”光のほこら”に安置した凝灰岩が1600万年という気の遠くなるような長い年月をかけて太陽光をその身に宿し触れたものに福をもたらす。それが福光石……(←事務局の妄想)

 

今回の探検は、GO▶︎つくる大学の講義としての2回目の開催。

例年よりも大幅に遅い梅雨入り発表もあり、実施日に雨が予想されやきもきしていたが、

結局前日まで降水確率が高く、当初予定していたJR旧三江線探検を取りやめ、

江津市のお隣・島根県大田市温泉津町(ゆのつちょう)福光にある

“福光石の石切り場”が今回の探検先となった。

 

青緑の石、フクミツの石

探検当日の朝、曇ってはいるものの雨は降っておらず、

「なんだ、これだったら三江線イケたんじゃないの?」

とブツブツ言いながら石切り場を目指した。(メインキャンパスから車で20分ほど)

 

「今日のタント号はガソリンバッチリよ!」とオダワラ旅団長。うん、3メモリだね。

 

国道9号線を右折し、細い道を進む。すると、入口らしきものが見え……

 

おお!

 

おおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

入り口を前にしてすでにテンションマックスの探検隊一同(オーバーヒート寸前)

男子はこういうの、興奮しますよね。

 

この”福光石の石切り場”は現地ガイドさんが案内してくれる。
※石切り場は現在も操業中なので、勝手に入っては絶対にダメです。ブログの最後にガイド申込先を記載しておりますので、行ってみたい方はぜひ。

この写真は入口手前のもの。すでにスケール感がすごい。

ガイドさん先導のもと、いざ石切り場 場内へ!

ワクワクが止まらない(waku-waku don’t stop)

現在も作業中の石切り場。照明がカッコイイ。

光の戦士たち(嘘)

ここで今回の新入り(受講生)を紹介しよう。

サカモト隊員(隊員番号6番。趣味はカメラ)

昨年大学を卒業して社会人2年目。若いのにこんなオッサンたちの遊び命がけの探検に付き合ってくれるなんて……

社会人になってから写真にハマったというサカモト隊員。

今回の受講動機は「写真を撮りたい」とのこと。

よし、”探検カメラマン”の二つ名を与えよう。(本人に未許可)

 

石切り場を抜けると光が。どこか神々しい……。

福光石は水に濡れると青緑色になるそうで、石切り場に溜まった水は澄んだ青緑色に見える。

石切り場敷地内にある石山神社(Google Mapには載っていない)

「卯年じゃないのに、兎をつくってるのよ!」とガイドさんは興奮気味に教えてくれた。

水に濡れると青緑色になるコースターも販売しているぞ!

 

約1時間のガイドはあっという間。

ガイドさんがとても明るく、笑いの絶えない探検だった。

“福光石の石切り場”は知る人ぞ知る、この地域では名前くらい聞いたことがないとモグリ扱いになる場所。

だが、地元の人たちは名前こそ聞いたことはあるものの、現地に行ったことのある人はそれほど多くない。

写真でどれだけ伝わるかは分からないが、なかなか楽しめる場所だ。

百聞は一見に如かず。地元の方こそ、ぜひ一度訪れていただきたい。

 

◎福光石 石切り場 見学ガイド(有料)
お問合わせ:温泉津温泉旅館組合(電話 0855-65-2998)

 

おまけ ゆのつガッツリ飯

午前中の探検を終え、我々は空腹に襲われていた。

腹が減っては探検はできぬ。

ということで、最近リニューアルオープンしたという

温泉津ふれあい館へ向かった。

カツカレー

チキン南蛮定食

うまし!!

腹を満たした探検隊は、江津の山奥深い”X集落”へと向かうのだった。

◎温泉津ふれあい館
島根県大田市温泉津町小浜イ493‐1
営業時間 11:00〜15:00 (ラストオーダー14:00)
休業日 毎週火曜日

 

to be continued…

次回
後編 ハード・ラック・ダンス

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