<イベントレポート>万葉ウォーキングでクイズを出題!!

 10月5日(日)に江津市二宮町で開催されたイベント『万葉ロマンのつどい』に二宮町のインターン生として参加した、島根県立大学2回生の山城樹里が当日の様子を報告させていただきます。

 二宮町は奈良時代ごろの遺物がたくさん発掘されており、歌人で有名な柿本人麻呂とゆかりのあるスポットが点在している、ロマンあふれる町です!

 このイベントは昨年に引き続き2部制での開催となりました。今年の第1部では二宮町などで発掘された埋蔵文化財の解説と二宮町との関係について江津市教育委員会の方にご講演をいただき、2部では柿本人麻呂にまつわるスポットを万葉集に詳しい地域の方に解説をしていただきながらウォーキングをするという内容でした。私は第2部のウォーキング内でクイズを企画し、解説場所付近にまつわるクイズなどをマルバツ形式で出題しました。

 1部の講演では進行役を務めました。二宮町で遺跡が発見されていることは以前から知っていましたが、発掘された遺物から二宮町が交易していた相手や重要な役所が付近にあったことなどが分かり、さらに二宮町への認識が深くなった時間でした。実際に発掘された遺物をみることができ、写真で見たのとは違うサイズ感や細部まで見ることができ、千年以上前の人々の生活を垣間見ることができました。

 休憩をとってから、いよいよ2部の万葉ウォーキングです。

 イベント前日は雨が降り続いていたため当日の天気を心配していましたが、天気は回復し快晴の中コースを回ることができました。ウォーキングコースをスタートしてすぐ急な坂を超えます。少しして『万葉の里恵良媛の入り口』が見えてきたらいよいよ解説スタートです。

 万葉研究家の大畑祐三さんの解説を聞きながら、そのスポットにまつわる万葉関連の伝承をマルバツ形式のクイズで出題しました。手がふさがらないようクイズで使用する用紙は首から下げられるように工夫をしました。イベント当日にどのような参加者がいるか予測できないため、万葉に関する知識がない人でも楽しめるクイズ作りが難しかったです。どのようなヒントが問題に関連するか、解説場所に立ててある案内札に隠れているか分からないため、イベントの数日前にもう一度ウォーキングコースを歩いたりしました。

問題は全部で8問出題しました。参加した方々に「クイズを通して楽しみながら解説してもらった情報をアウトプットすることができた」や、「二宮町を解説付きでウォーキングすることができ、二宮町民だけど知らない情報を整理することができた」と言ってもらえました。参加者の中には二宮町外からの参加にも関わらず全問正解された方もおり、驚きました。

 このイベントに学生インターンとしてどのように関わるかアイデアもなかなか思いつかず、苦戦をしました。しかし、クイズに参加してくださったみなさんに楽しんでもらえて、自分自身も楽しみながらできたのでとても良い経験となりました!

 二宮地域コミュニティ交流センターをはじめ、地域の方や大学生の協力があって今回クイズを実施できました。ご協力してくださった関係者の皆さん、ありがとうございました。

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