こんにちは。
てごねっと石見の石川楓です。
6月18日に黒松でボべ取りをしてきました。その様子をご紹介します!
(ボべ取りイベントページ⇒ https://go-tsukuru.net/bobe-get/)
黒松でボべ取りをするきっかけとなったのは、コミュニティーセンターのセンター長からお話を伺ったことでした。
その時に黒松には日本語学校に通う留学生が住んでいて、地域の人たちは彼らのことを気にかけてはいるが交流はできていないという事を知りました。
例えば、留学生たちが海で遊んでいるところを見ていて、危険なところに英語で看板をつけたり。
交流はしてみたいけれど、どうすればよいかわからない。
せっかく黒松に住んでくれているのだから、黒松のおいしい海産物を食べてもらいたい、地域の行事に参加させてやりたい。
そういった思いを持っている人が黒松にはたくさんいます。
今回のイベントは地域の方々と、ボべ取りを通じて交流しながら、地域課題にも触れてみようという目的のもと行われました。
ボべ取りが行われた背景には、黒松での担い手不足、高齢化があります。
岩場にあるボべは、取りに行くのも一苦労だそうで、なかなか取りにいけないそうです。
このイベントは学生のやってみたい!と地域の取ってほしいがマッチしたものとなりました。
今回取ったボべは、地域の人と、留学生・学生の交流会でのボべご飯として活用されます。
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当日は学生3名、社会人1名、地域の人15名が集まり、船にのって黒松の大島でボべを取りに行きました。
船にのって島へ向かう途中、トビウオが跳ねる姿を見ることもできました。
島が近づいてきたらワクワク感はマックス!
むき出しの岩肌やキラキラの青い海。
大島の大自然を感じながらのボべ取りとなりました。
大島には、神社の本堂があります。毎年7月になると、船に神輿をのせてこの本堂まで持って行くというお祭りがあるそうです。そして、なんとこの神社、女人禁制だったそうで、女性が神社の奥まで入ったことがないそうなんです。(祀られている神様が女の神様なので、女性が神社に近づくことはなかった。)
しかし、今回は特別に私も入らせてもらうことができました。島の中心部に位置し、島を見渡せるような景色はとてもよかったです。
朝は駅まで迎えに来てくださったり、ボべを取った後には船で島を一周してくださったりと、とても面倒みがよく、人のために動いてくれるかっこいい人たちばかりだなと感じました。
以下、私がおじちゃんから教えてもらったボべ取りのコツ↓↓
・警戒される前にサッと取る。
ちょっとでも警戒されると、水を出して、岩と密着してしまう。(こうなると、力ずくで取るしかない。)
油断しているときに一瞬でとるのがコツ。
・大きいのではなくて、小さいののほうがボべご飯には適している。
サクサクとボべを取っていくベテランのおじいちゃん。
岩場ではしゃぐ大学生。
19才から86才まで幅広い年代の方が参加したイベントとなりました。
大人が夢中になって取ったボべ、交流会で食べられるのが楽しみです!