講義レポート「なにしよう どうしよう ナンつくろう~そこから生まれるひらめきを~」

2月12日に「なにしよう どうしよう ナンつくろう~そこから生まれるひらめきを~」を実施しました。大人の方が7名、島根県立大学の学生2名、小学生の子が1名参加した講義の様子をこの講義を企画した県立大学の松尾颯人がご紹介いたします。

今回の講義では江津市にある風のえんがわの多田十誠さんにご協力のもと「ものの見方が広がるよう様々な価値観に触れてみるワーク」を「ナン作り」を通して伝えようとする初めての試みを行いました!

10:05~ 導入
10:15~ ナン生地をこねる
10:25~ イメージシートの記入
10:30~ 発酵時間(自己紹介)
11:45~ ナン生地を成形・ロティ(焼く)
12:15~ 意見が溢れる食事会
12:55~想像力が高まる食後の時間
13:25~締めのあいさつ

 気持ちの良いスタートが切れた準備時間
お互いに本日の流れを想像しながら「どんな会になるかな」と期待と不安を抱えながら準備に取り組みました!

水の配分が難しかったナン生地づくり
ナン生地に練りこむものは人それぞれで想像を膨らませて選択する人、「やってみよう」と挑戦してみる人様々な観点がここから生まれていました!

イメージが広がる箱
それぞれ自分のオリジナルナンを箱に並べました。そして発酵機の中へ…。
空いてる時間にどんなことをイメージして作ったのかシートの記入とそのシェアをしてイメージを膨らましました。

自分を見つめなおす発酵の時間
ナンづくりに大事な発酵の時間は想像力が高まる良い時間です。そこで私が実施したのは「画用紙一枚に自分を表現し、自己紹介をしてみよう!」という取り組みです!それぞれの表現の仕方の違いやどういう考えで生きているのか自分の言葉で共有できていました!

気づきを得た自己紹介
自己紹介の中で疑問に思ったことなどを自由に意見を交わしながら「様々な気づき」を得ていました!

ピザ窯で実際に焼いてみた
十誠さんの説明の後自分なりの形に成形し焼いてみます!発酵の時間や量は同じなのに膨らむ大きさが違うことに疑問を持つ方が多くいました。
そして各々の思いでナンの成形に取り組みました!

自分の思い描くナンを形づくりながらカレーと合わせて食べれる喜びを感じました!匂いはそれぞれ違ったスパイシーな香りが漂っていました!

想像が高まる食後の時間
多くの気づきや学びが多く隠されている「余談話」。参加者にとっては「こんな考え方もあるんだ」という新たな知識を得る良い時間になったのではないのかと考えています。そして探求心が強く考え方の引き出しを多く持つ十誠さんの魅力が溢れているのを感じました。ここで感じた「自分の気づき」というものが様々な学びにつながっていくといいなと感じました!
そして今一度客観的に自分をみて自分を落とし込む材料として使って下さいという形でイメージシートの記入はお願いしました!

素敵な写真撮影

<感想>
ここまで読んでいただきありがとうございます!私はこの講義を作成する時に何度も「伝えたい事の軸」というものを「確かなもの」とするために、フィードバックを繰り返してきました。本番に近づくにつれ「不安」を抱える中で「方向性」が枝分かれをして「伝えたい軸」以外のものに目が向くようになっていました。そんな中「自分」を見失わなかったのはこれまで関わってきた人たちの支えがあったからだと感じています。そして「自分自身の不器用だけどひたむきな思い」が生き続けていたからこそ趣旨が伝わった良い講義になったのだと感じています。
この講義の中では意見を自由にかわし想像力を高める「幸せな空間」というものがいくつも存在していました。しかし限られた時間の中でベストな状況を一人で判断し臨機応変な対応をすることは難しく、もしかしたら判断を間違えていたかもしれないと感じました。「しっかり状況を相談しながら助け合うこと」はとても大事なことだと感じ「一人」では何もできなかったかもしれない無力さにも気づきました!「こういった対応力」は経験を積み重ねていくことで成長できる力だとも感じました。今後もこの講義に満足せずに「不器用ながらもひたむきな思い」というものを忘れずに様々なものに挑戦していきたいと思います。

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