大学時代、アルバイト先の公民館に併設されていた図書館に経済誌が置いてあった。
ある作家の連載の中で『インテリジェンス』という言葉がよく使われていた。
単純に和訳すれば知性・知識となるが、
たとえば外交や国防の分野において各国に諜報機関が存在するように、情報は非常に重要だ。
ただ情報を得るだけでなく、そこから分析して使えるものにする。
というわけで今回は、
江津市図書館の郷土資料室をワ ラ バ ラ 諜 報 部として位置づけ、
今後の探検先を洗い出す作業から開始した。
知の集積・図書館
江津市図書館は、同市の中心市街地内にある。
建物はもともと警察署だったものをそのまま使っているため、建物自体は古く、最近流行りのスターバックトゥザフューチャー?やらとか、カルチュアコンニビエンス米米CLUB?的なものとは縁遠い図書館だ。
ここで私は読者に問いたい。図書館という場所にスタバだのツタヤだのが必要だろうかそもそも図書館というのは以下略
ここで今回の新入りたちを紹介しよう。
隊員番号8番・フクダ(趣味:外資)
隊員番号9番・Mササキ(趣味:市民生活)
秋は熊や蜂が出るからインドアで行こうという極めて消極的な理由の今回の探検に参加を申し出た猛者たちである。
面白かった資料たち
ここでいくつかインタレスティングなブックたちをご紹介しよう。
『石見の城館跡』(島根県教育委員会)
文字通り、島根県西部(石見地方)の城跡などを調査した報告書。略測図もついており、地図好き(等高線萌え)にはたまらない一冊。
写真集 島根の滝(佐々木典政)
我々が探し求める地域の宝にも位置付けている滝。この中から把握していなかった江津市内の滝を発見。もちろん探検候補地に。
龍岩神社記
江津市のお隣・川本町にある龍岩神社の資料。川本町内の地名『八色石』との関連が明らかに。ここも今後の探検候補地に。
桜江の文化人(竹内幸夫)
オダワラ桜江方面旅団長の実家のある桜江出身の文化人について記されている貴重な資料。
桜江町川越地区の出身で、世界的にも有名なオーケストラでもあるオランダのアムステルダム・コンセルトへボウ管弦楽団の首席ヴァイオリニストにもなった「塩田信之」氏についての記述もあった。クラシック好きとしても有名なオダワラ旅団長は本に釘付けになり、その熱視線のあまり本に穴が開いたことは図書館には秘密だ。
歴史の道5 山陰道3(島根県教育委員会)
これまた県教委発行の資料。この山陰道3の中に、江津市内の山陰道に関する記述があり、
・敬川古八幡のチシャの木
・波子八幡付近の石畳
がどうやら現存するらしい。
協議の結果、この日の午後はこの2カ所へ行くこととなった。
おまけ 二宮ガッツリ飯
頭を使うとかなりのカロリーを消費する。
午後からの極めて過酷な(軽バンで移動)探検を前に腹ごしらえを。
ということで、今年7月にオープンした
みそ豚の店 まるぶんへ向かった。
うまし!!
十分にカロリーを摂取した探検隊は一路、敬川・“イニシエ”・八幡へと向かった。
◎みそ豚の店 まるぶん
島根県江津市二宮町神主ハ501-1
営業時間 11:30〜14:30
休業日 不定休
to be continued…
次回
『後編 敬川・“イニシエ”八幡&波子ノ石畳』