この日はGO!つくる大学 営農学 第3回「データから見る農業編」でサンピコごうつの裏側を見学させて頂きました。海岸沿いにある道の駅サンピコごうつは、新鮮な魚介 地元の採れたて野菜 地元の銘菓等種類も豊富で来店も多く賑わっています。駅長さんを初めスタッフの方々の笑顔と効率の良い動きには感心しました。
駅長さんのアドバイスはとても解りやすく、いかに消費者の購買意欲をそそり手に取ってもらえるかと言うお話では例えば袋詰めの野菜でも大きさ・色・詰め方を揃えたりキャッチコピー等を工夫するとアピールが変わる事や、消費者の求めている物はどんなものであるかを聞かせてもらいました。
又、長い期間の商品の売上データを見せて頂いたのですが、今から農業に携わろうとしている私にとっては目新しいものを感じると共に何故か黒豆を作ってみたいと思いました。それには知識不足ですし土壌などの問題もありますので、今後勉強して解決していかなければなりません。
次にお話を聞かせて頂いたのは、地元でも漬物名人として有名な酒井さんでした。自分で作られた野菜も時期をずらしたり漬物に加工するなど工夫されて消費者のニーズに合わせて出荷されているとのことで、思っていても一手間も二手間もかかってしまいなかなか出来ない事だと思いました。その他印象に残っているのは畑の胡瓜の柵に張られている網です。とても丁寧にされていて良い野菜を作ること、世話をしやすいこと、収穫しやすいことが生産性を高める事に繋がっているのだと思いました。来春はエンドウや胡瓜の網を張る時には参考にしてやってみるつもりです。
私は桜江町で育ち大阪の学校に行きそのまま大阪で暮らし40年ぶりに帰って今農業と向き合うことになりましたがいざ立ち向かうとなると幼い頃から身近に感じ見てきたのとは当然違いました。大阪では一日中パソコンに向かっていましたので、突然パソコンのマウスが鎌や鍬に変わり、長年サンピコに出荷をしている母にはなかなか追いつく事も出来ないまま手伝いや畑の草取り、荒れた木々の片づけをする日々を過ごしていましたが、自分なりにチャレンジをして一つでも出荷できる物を作ってみたいと思うようになりました。ご縁があってこの様な機会に巡り合えたことに感謝します。