この講義の第1回目は石見麦酒で各地の素材や想いを入れ込んだビールを作っている和田谷君の「目に見えるものはすべてじゃない」ストーリーを聞くところからスタート。今の仕事に就く前は金融機関で働いたり、青年海外協力隊のボランティアとして、南米のパラグアイに住んいました。彼のストーリーを聞きた後、参加者の「目に見えるものはすべてじゃない」ストーリーをそれぞれ語っていきます。
みんなの話しを聞きながら、キーワードを出していき、この参加者でつくる「目に見えるものはすべてじゃない」はどんなテーマのビールになるのかを考えてきました。
そこで出たテーマが
「自分や人を受容する 認め合う 異文化 自然や時空の中で生かされて(受容されて)いる 誰かと一緒に飲むビール」
参加者は大学生から70代まで。
色々な人生観を共有でき、参加者からは・・
・「目に見えるものが全てじゃない」という抽象的なテーマからどんな風に話をするんだろう、と思いながらの参加でしたが、このテーマだからこそ皆さんと経験や考えをざっくばらんに話すことができたんだろうなと感じました。またメンバーが変わると内容も全く違うものになりそう。
・人の気持ちを無理して分からなくてもいいんじゃないかなって感じるようになりました。少しは自分中心に生きてみてもいいかなと感じました。
など話す中で、それぞれの気づきが得られた時間でした。
2週間後の第2回目。
まずは「ビールはどうやったらできるのか?」をモルトやホップの味や香りを体験しながら和田谷くんのこれまでつくったビールのストーリーや想い・副原料などを聞きました。
そこから飲み比べをしながら自分たちの「自分や人を受容する 認め合う 異文化 自然や時空の中で生かされて(受容されて)いる 誰かと一緒に飲むビール」の「香・味・ラベル」のイメージを話し合っていきます。味は?副原料は?ラベルのイメージは??そしてビールを販売した利益はどうするのか?自分たちのイメージを共有して、この参加者のビールを組み立ていきます。
番外編の3回目は風の国の石見麦酒さんにて、自分たちの考えたビールづくり!副原料は参加者の庭でとれたレモングラスを使うことに!
そしてラベルは参加者がGO‣つくる大学で体験したことのあったデカルコマニーで作ることにしました。
さて、どんなビール、どんなデザインになるのでしょうか?このビールは、パレットごうつでおこなわれる『ハロウィン』イベント【10月23日(日)16:00 – 20:00】で販売します。仮装コンテストや楽しいお店が出店します!イベントの詳しい内容はコチラ⇒★
そして販売で得た利益は、多文化共生の活動に寄付をすることにしました。是非皆さん私たちが作ったビールを手に取り、味わってみてください。そしてそこからあなたの「目に見えるものが全てじゃない」ストーリーをイメージしてみてください。