11月16日(日)、江津市黒松町で開催された「黒松フェスタ」に、黒松町のインターン生としてブース企画を担当させていただきました。島根県立大学2回生の近藤蒼依が当日の様子についてご報告いたします。
私は今年から黒松町を訪れ、海べのサロンや黒松食堂など、住民の方々が集う場に参加させていただきました。そこにはいつもあたたかく、初めて訪れても自然と受け入れてもらえる雰囲気があり、気づけば何度も足を運ぶようになっていました。住民の方々にお話を伺う中で、地域内のつながりの強さや、黒松町への深い愛着を強く感じました。インタビューでは、「地域がコンパクトで皆が顔見知りであること」や「海をはじめとした景色の美しさ」が魅力として挙げられていました。
一方で、海べのサロンや黒松食堂は平日開催であるため、仕事や学校のある若い世代は参加しにくいという現状も知りました。実際に私自身、高齢者の方と関わる機会が多く、他の世代とも話してみたいと感じていました。
黒松フェスタは日曜日開催で、幅広い世代の方が集まると伺っていたことから、この機会に多世代の方と交流したいと考えました。黒松町の魅力である「海」をテーマに、シーグラスを使ったキャンドル作りのワークショップを企画し、大学生にも運営を手伝ってもらいました。また、フェスタ当日は参加者の方々と会話を交わす中で、黒松町とのつながりをどの程度感じているか、その理由について世代ごとにお話を伺いました。
当日は子どもから高齢者までさまざまな世代の方とお話しすることができました。高齢者の方からは、サロンやペタンクなどの活動を通じて、黒松町との強い結びつきを感じているという声が多く聞かれました。一方、若い世代の方は「週に1〜2回近所の人と話す程度」と答えられる方が比較的多く、世代によって地域と関わる機会に違いがあることが分かりました。どの世代にも黒松町への愛着はあるものの、その関わり方には差があることが印象に残りました。
黒松フェスタを通して、これまで話す機会のなかった方々と自然に会話を交わすことができたことは、私にとって非常に貴重な経験となりました。参加した大学生からも、「学生と地域の方が自然に話せる場は良い」「黒松の人たちは本当にあたたかい」といった声があり、改めて黒松町の魅力を実感しました。
最後になりましたが、黒松町の方をはじめ、当日に向けてご協力いただいた関係者の皆さん、ありがとうございました。













